証明写真の使い回しはバレる?ルールや失敗しない撮影方法など解説
証明写真の使い回しで、撮影に関する費用や手間を削減したいという人も多いのではないでしょうか?
頻繁に撮影するものでもないので、できればコストを抑えたいものですよね。
この記事では証明写真の使い回しはバレるのかやルールの有無、失敗しない撮り直し方法を紹介します。
証明写真の使い回しはバレる?ルールはあるの?
証明写真の使い回しは、多くの人が止めたほうが良いと感じる行為です。
しかし、バレるリスクはあるのか、厳密なルールがあるかまでを詳しく知っている人は少ないでしょう。
そこでまず、証明写真の使い回しに関するルールの有無と、バレるかどうかについて紹介します。
OKなパターンも併せて紹介しているので、使い回すべきか迷っている人はぜひ参考にしてくださいね。
厳密なルールはないがマナー違反になる
証明写真の使い回しを禁止するような、厳密なルールは存在しません。
しかし、この行為は面接や採用を担当する人、企業に対するマナー違反となります。
あくまでマナー違反となるだけなので罰則などはありませんが、マナーを軽んじる行為は採用側からの印象も悪く、よほどの理由がない限りは避けたほうが無難です。
そもそも、マナーとはお互いが信頼関係を築くために必要なもの。
企業側と長期的な良い関係を築きたいなら、必ず守るようにしましょう。
3~6ヶ月以内であっても使い回しはバレる可能性がある
使い回しは、撮影から3ヶ月以内の新しい写真でもバレる可能性があります。
これは、証明写真を剥がすときに細かな折り目やキズ、汚れなどがついてしまうため。
キレイに剥がせばバレないこともありますが、採用担当者は新しい写真を普段から見ているので、このような変化にも比較的高い確率で気づいてしまいますよ。
また、撮影から3~6ヶ月が経過し、履歴書写真としての期限がきれているものは要注意。
こちらには、写真の劣化や容姿の変化という要素も加わり、より使い回しがバレやすくなっているので、履歴書には絶対に使わないようにしましょう。
期限内かつデータの証明写真を何度も印刷するのはOK
NGパターンの多い使い回しですが、実は撮影から3ヶ月以内かつ、データの証明写真を何度も印刷するのはOKです。
こちらはデータを焼き増しした新しいものを貼り付けているので、紙のものを剥がして再度貼るといったマナーに違反する行為にも該当しません。
また、印刷してから時間が経っていないものを使うので、劣化や汚れによる印象ダウンのリスクが少ないというメリットもありますよ。
自分で印刷すれば印刷費も減らせるほか、コンビニでも1枚200円ほどとリーズナブルな価格で印刷できるのもポイント。
証明写真にかかる費用を減らしたいなら、ぜひ写真データお渡しサービスやデータ化サービスを活用してみてくださいね。
証明写真の使い回しがNGな理由は?
証明写真の使い回しがバレるかどうかやルールの有無の次は、NGな理由をチェックしていきましょう。
剥がしたものを再度使うのはマナー違反となるだけでなく、実は写真本来の用途や採用にも悪い影響があります。
知らなかったでは済まされない部分も多いので、ぜひ把握しておきましょう。
次は、証明写真の使い回しがNGな理由を紹介します。
採用担当者に不信感を抱かせてしまう
使い回しがNGなのは、証明写真にある折り目や汚れなどの違和感が、採用担当者の不信感に繋がってしまうからです。
書類の確認で不信感を抱かれてしまうと第一印象が最悪になり、自己PR・経歴の欄や面接力で挽回することも難しくなってしまいます。
特に何かの拍子に履歴書写真が剥がれてしまい、裏面の状態や文字などをチェックされてしまうと「写真を使い回している」と確信に近い疑いを持たれてしまうので採用は一気に難しくなるでしょう。
場合によっては面接で使い回しを指摘され、気まずい雰囲気になってしまう可能性も。
お互いに嫌な思いをしないためにも、証明写真の使い回しは避けましょう。
証明写真本来の役割が果たしにくくなる
そもそも証明写真とは、本人確認のために使うものです。
使い回しにより折れや汚れ、キズがついていたり、期限が過ぎたものを再度貼り付けていたりすると本人確認の精度も下がり、本来の役割を果たしにくくなってしまいますよ。
また、劣化やシワ、キズなどの影響で写真自体の魅力が下がり、面接での印象もダウンしてしまうのもデメリットの1つ。
このように、本来の役割や写真自体の魅力が失われてしまうため証明写真の使い回しはNGとされているのです。
証明写真を失敗せずに撮り直す方法・コツは?
使い回しは止めて、撮り直す方向で進めたいけれど、失敗して撮影費用を無駄にしてしまわないか不安という人も多いはず。
そんな人は、撮り方のコツや注意点を意識してみましょう。
100%失敗を防げるわけではありませんが、比較的高い確率で使える照明写真を手に入れられますよ。
撮影に不慣れな人でも簡単に実践できるものばかりなので、ぜひ気軽に覚えて撮影時に意識してみましょう。
輪郭や目を隠すような髪型や派手な髪型は避ける
証明写真では、輪郭や目を隠すような髪型はNGです。
これは本人確認をスムーズに行うためのルールで、履歴書はもちろんパスポートや免許証のような公的証明書用の証明写真でも不可とされていますよ。
また、就活シーンでは派手な髪色や髪型もNG。
こちらは厳密に禁止されているわけではありませんが、派手な髪型の写真を添付すると企業側からの印象が悪くなるため基本的に避けましょう。
OKなスタイルは、女性であればスッキリとまとめたスタイルやハーフアップ。
男性なら適度にセットした清潔感のあるスタイルとされているので、これから撮影する人はぜひ取り入れてみてくださいね。
化粧はナチュラルメイクが基本
就活の証明写真は派手な色やパール・ラメなどを使わない、ナチュラルメイクで撮影するのが基本です。
ナチュラルメイクなら就活で好まれるフォーマルな雰囲気や自然な雰囲気を演出できるので、企業側からも好印象を抱かれやすくなるでしょう。
ポイントは、自然で肌なじみの良い色合いを中心に使いつつ、アイライナーのみ黒系のリキッドライナーで少し濃く引くこと。
これらを意識すれば照明器具を使って撮影しても、自然で立体感のある仕上がりになりますよ。
基本ルールと目的を意識した身だしなみにする
身だしなみ、特に服装は証明写真の基本ルールと目的を意識したものにしましょう。
ルールは写真の用途によって細かな点が異なりますが、基本的に背景色と同化しない色かつ、輪郭を隠さない服を選べば問題なく撮影を進められますよ。
また、目的が転職・就職活動なら、黒か紺のスーツと白のワイシャツ・ブラウスを組み合わせたスーツスタイルを選ぶのが定番。
バイトの履歴書やパスポート・免許証用写真なら、ルールに沿った好きな服装を選ぶと良いでしょう。
背景色は白やグレーを選ぶのがおすすめ
就活写真を撮影するのであれば、背景色は定番の白やグレーを選ぶのがおすすめです。
どちらも人物を引き立ててくれる色合いで、スーツスタイルとの相性も良いため写真も安定した仕上がりになりますよ。
定番色なので候補者の中で自分だけが違う色という、悪目立ち的なトラブルが防げるのもポイント。
どの色を選ぶべきか迷っている人は、ぜひ定番色を選んで素敵な1枚を手に入れてみてくださいね。
撮影するときは姿勢や表情も意識する
証明写真を失敗せずに撮り直したいなら、姿勢や表情までしっかりと意識しましょう。
意識すると聞くと難しく感じてしまいますが、姿勢なら「背筋を伸ばす」「骨盤を立てて座る」「軽く顎を引く」の3つを実践するだけでOK。
表情は目を普段より少し大きめに開き、口角を軽く上げたほほえみ風笑顔を作ればバッチリです。
あわせて椅子の高さにもこだわると、より良い1枚が撮れるのでぜひ試してみましょう。
証明写真の撮り直しにおすすめの場所は?
予算や好みにあった場所で撮り直したいけれど、どこで撮影するのが良いか分からないという人も多いはず。
撮影できる場所は多くないものの、日常的に利用しない場所でもあるためメリットや特徴なども、なかなか把握できないものですよね。
最後に、証明写真の撮り直しにおすすめの場所を紹介します。ぜひ参考にして、撮影場所選びに役立ててみてくださいね。
写真館
せっかく撮り直すのだから絶対失敗したくない、仕上がりを重視したい人におすすめの場所が「写真館・写真スタジオ」です。
プロのカメラマンが本格的な機材を使って撮影してくれるので、ハイクオリティな1枚が手に入りますよ。
身だしなみや姿勢に関するアドバイスがもらえるのもポイント。
コースによってはスタイリングやメイクもお願いできるなど、証明写真の撮影に関するメリットが多いのが写真館・スタジオの魅力です。
スピード写真機
「スピード写真機(証明写真機)」は、それなりのクオリティの証明写真を手軽に撮影したいという人にピッタリの撮影場所です。
料金も800円前後とお手頃なほか、駅ナカや近く、ビルの中など色々な場所に設置されているので、忙しい人でも気軽に利用できますよ。
高性能なカメラと照明を使って撮影してくれるので、自撮りよりもハイクオリティな仕上がりになるのも特徴の1つ。
身だしなみや姿勢に関する細かなアドバイスはもらえないため、撮影の難易度は高いですが、安く手軽に撮りたい人なら快適に利用できる撮影場所です。
気軽に撮影したいなら自宅撮影もおすすめ
パスポートやマイナンバー、バイト面接向け照明写真を気軽に撮影したいなら、スマホを使った自宅撮影もおすすめです。
証明写真アプリ、カメラアプリと背景などが用意できれば、いつでも撮影できるのが特徴。
費用もコンビニ印刷なら200円ほど、自宅印刷ならそれ以下とリーズナブルなので費用を抑えたい人でも気軽に利用できるでしょう。
もちろん、ルールさえ守れば、幅広い書類の証明写真として使えますよ。
転職・就職活動に使えるほどのクオリティで撮影できない、自撮り感のある仕上がりになる点はデメリットですが、手軽に安く撮影したい人は要チェックな撮影方法です。
証明写真の使い回しはNG!写真が足りない場合は自分に合った方法で撮り直そう
証明写真の使い回しは、データを焼き増しするパターン以外NGです。
節約のことを考えるとつい使い回したくなるものですが、紙の写真を剥がして履歴書に貼る行為にはデメリットが沢山あります。
場合によっては履歴書代や交通費がかさみ、結果的に損をしてしまう可能性もあるので、よほどの理由がない限りはやめましょう。
また、写真が足りない、期限内のものを持っていない場合は、予算や好みにあった場所で撮り直すのがおすすめ。
加えて、撮影のコツを意識すれば希望に近い1枚が手に入るので、ぜひ試してみてくださいね。
- 証明写真の使い回しは、面接官や企業に対するマナー違反にあたる
- 新しい写真であっても、使い回しはバレることがある
- 使い回しがNGとなる主な理由は「証明写真本来の役割が果たせなくなる」、もしくは「面接で不利になる」の2点
- 身だしなみや姿勢を意識して撮影すれば、失敗のリスクを減らせる
- 証明写真を撮り直すなら、予算と好みにマッチした場所で撮影するのがおすすめ