共通テストにはどんな証明写真が必要?サイズ・撮影場所・失敗しないコツを解説
大学受験で大学入学共通テストを受ける方も多いのではないでしょうか。
共通テストでは、試験中に試験監督官が本人確認をするため、証明写真を貼り付ける必要があります。
今回は、共通テストに必要な証明写真はどんなものが必要なのか、サイズや撮影場所、失敗しないコツについて解説します。
大学入学の書類に添付する写真に関しても解説していますので、証明写真を撮る際にチェックしてみてください。
共通テストにはどんな証明写真必要か
ここからは、大学入学共通テストにはどんな証明写真が必要なのか、写真のサイズや枚数、撮影する際の服装や髪形について解説します。
各大学へ入試出願する際に使用する写真についても触れますので、写真を用意する際に参考にしてみてくださいね。
サイズ
共通テストに必要な証明写真のサイズは、大学入試センターのQ&Aによると縦4cm×横3cmの大きさが必要とされています。
これは、アルバイトや就活などに使う、一般的な履歴書に貼り付ける証明写真と同じサイズです。
共通テストだけでなく、国家公務員試験や電気工事士免状交付の際など、検定や試験を受けるときに必要となる写真のサイズでもあるので、今後撮影する機会が増えるかもしません。
写真の色については、共通テストに関してはカラーと白黒どちらでも構わないとされています。
枚数
共通テストで受験票に使用する写真は2枚必要です。
どちらも裏面に名前を記入することとされています。
撮影場所にもよりますが、証明写真を撮影するとき4枚~8枚印刷されるものを選ぶと、写真を台紙からサイズ通りに切り取る際や、写真裏面に名前を記入する際に失敗してしまった場合でも、予備があるので安心できますよ。
服装と髪型
冒頭でもお伝えしたように、共通テストでは試験中に本人確認をするため、証明写真と共通テスト試験中の本人の特徴が一致している必要があります。
そのため、大学入学センターのQ&Aでは試験時間中にメガネをかける際には、写真もメガネをかけて撮影することと記載されています。
コンタクトやメガネを場合によって使い分けている方は、この点に注意して撮影しましょう。
髪型や化粧についての指定はありませんが、試験であることと、本人確認をするという点を踏まえるると、目が隠れない髪形と、ナチュラルメイクを心がけましょう。
服装については、もしも今回撮影した写真の余りやデータを各大学への出願の際に利用するのであれば、学生服ではなく私服であることが望ましい場合が多いです。
清潔感のある服装を選びましょう。
参考元:大学入試センター「令和6年度大学入学共通テストQ&A」
共通テスト以外にも証明写真は必要
受験料に写真代、各大学への入試当日の交通費や宿泊費など、大学受験はただでさえお金がかかります。
せっかく証明写真が複数枚出てくるのであれば、共通テスト以外にも利用するのがおすすめです。
ここからは、共通テスト以外に大学受験で証明写真が必要な場面について解説します。
各大学への入試出願
各大学への入試出願の際に、証明写真が必要な大学がほとんどです。
サイズは共通テストと同じく縦4cm×横3cmの場合が多いのですが、大学によっては白黒写真では受け付けない場合や、背景色が指定されている場合があります。
共通テストと同じ写真を使用したい場合は、受験する大学の入試出願で必要な写真の色まで気を配りましょう。
また、WEB出願で写真を利用する際には、画像ファイルの大きさや拡張子に指定があります。
撮影データを残してもらえる場所で撮影する際には、大学の願書や入試案内の記載を確認しておくと良いでしょう。
学生証
各大学への入試出願に共通テストで撮影したものと同じ写真を使用する場合、気をつけておきたいのが写真の使用先です。
実は、各大学への入試出願に使われた写真は、試験当日の他にそのまま学生証の写真として使われることが多いのです。
そのため、入試出願にも写真を使用したい場合は学校の制服ではなく、私服で撮影するのが無難でしょう。
共通テストの証明写真を撮るおすすめの時期
共通テストの証明写真は、試験まで3カ月以内に撮影したものを貼り付けることとされています。
各大学へ入試出願する際にも使いたい場合、それぞれの選抜方式や大学の学部や学科で写真を必要とする時期が異なるため注意が必要です。
ここからは、一般的な各選抜方式の書類提出時期にも触れながら、共通テストの証明写真を撮るおすすめの時期をご紹介します。
総合型選抜を利用する場合
総合型選抜というより、AO入試という言葉の方が聞きなじみがある方も多いのではないでしょうか。
大学が求める学生を選抜することに重きを置いた総合型選抜の出願は、9月〜11月とする大学が多いです。
そのため、共通テストが1月に行われることを考えると、大学入試出願書の提出期限が共通テスト試験まで3カ月以内という期限から外れてしまうため、出願時期に合わせて撮りなおした方が良いでしょう。
大学出願3カ月前くらいの7月〜8月を目安に1回目を、他の選抜方式を利用するのであればその時期に合わせて再度撮影するのがおすすめです。
学校推薦型選抜を利用する場合
学校推薦型選抜の出願は一般的に11月とする大学が多いようです。
この場合、共通テスト試験まで願書提出が3カ月以内の枠に入っているのであれば、同じ写真を使用するチャンスがあります。
ただし、出願締め切りが10月という場合、出願締め切りギリギリで撮影することとなるので、心に余裕がなくなったり、撮影から現像までが間に合わない場合に提出が遅れてしまう可能性があったりと、リスクが高いです。
写真を用意する際は、出願締め切りと撮影場所によって異なる現像期間、データを受け取れるまでの日数を確認しておきましょう。
一般選抜を利用する場合
一般選抜の出願締め切りは1月ごろです。
共通テスト試験も1月なので、同じ写真を使用しても大丈夫と考えて良いでしょう。
写真が必要となる出願締め切りから3カ月前が写真を撮る時期の目安です。
余裕を持って証明写真を用意しておきましょう。
共通テストに必要な証明写真を撮る方法と値段
ここからは、共通テストに必要な証明写真を撮る方法とそれぞれの料金について解説します。
写真が必要な時期や撮りやすさ、大学指定の撮影方法などを事前に確認したうえで、撮りなおさなければいけないなど後悔のないように撮りましょう。
撮影スタジオ
撮影スタジオは七五三や成人などのお祝い写真のイメージが強いですが、証明写真に特化したコースもあります。
一般的な撮影スタジオでは、5,000円〜12,000円で撮影可能です。
プロが写真のレタッチを違和感なくしてくれるため、こだわりの1枚を撮影できるのが特徴です。
大学によっては「写真店で撮影したものに限る」とするところもあるため、撮影スタジオで用意しておけば間違いないでしょう。
Photo studio ToreTeruであれば、人気の韓国式証明写真の撮影ができます。
修正レベルを1〜3まで指定できるため、修正箇所をレタッチしてもらいながら調整も可能なので、撮影した写真を貼り付ければ自信を持って試験に臨めますよ。
写真屋
現像をメインとする写真屋でも証明写真の撮影を扱っています。
撮影したその日に受け取れる、最短10分で納品可能な写真屋もあります。
美肌補正などの自動レタッチをサービスに含むコースもあり、簡易レタッチで良いのであれば、こちらを利用すると良いでしょう。
スピード写真
街のスーパーや駅前などにあるスピード写真は、700円~1,000円程度で証明写真を撮れます。
低価格で素早く用意できるため、急いでいる方にはピッタリです。
しかしながら、撮影データがダウンロードできない機種もあるため、WEB出願を利用する場合は注意しましょう。
コンビニ
近年増えてきているのが、スマホの証明写真撮影アプリを利用し、コンビニのプリント機能を使って証明写真を用意する方法です。
アプリは無料のものが多く、写真データさえ用意できればコンビニで24時間365日印刷できます。
数百円とコスパ重視の方にはおすすめですが、大学によってはスマホの自撮り証明写真は不可としている場合もあるので、最終手段としておいた方が良いかもしれません。
共通テスト・大学入試出願の証明写真で失敗しないコツ
共通テストだけでなく、大学入試出願でも使用できる証明写真を、通常の写真よりも高いお金をかけて撮るのであれば失敗したくないですよね。
そこでここからは、証明写真を撮影する際に失敗しないコツを3つご紹介します。
4年後の自分を想定する
まずは4年制大学であれば4年後を、短期大学であれば2年後、3年後の自分の姿を想定して写真を撮るようにしましょう。
お伝えしているように、大学入試出願の際に使用した証明写真は、多くの大学で学生証にも利用されています。
大学デビューでガラッとイメージを変える場合にも、今の自分自身で、ある程度きっちりした格好をして写真を撮っておくのが無難です。
襟付きのシャツや顔色が明るく見えるような服を着て臨みましょう。
納得できるまで撮る
写真は満足いくまで撮るというのもポイントのひとつです。
総合型選抜や学校推薦型選抜、学生証など、第一印象に関わるのが証明写真です。
少しでも顔色や表情が明るく見えるよう当日に向けて体調管理や、撮影日は髪のセットに時間をかけられるよう、余裕を持った行動をしましょう。
何度も撮りなおしできる撮影場所を選ぶと、自分が納得のいく自信に満ちた1枚が撮影できますよ。
データを残せるところで撮る
データを残せるところで撮るというのも、覚えておきたいポイントです。
データはWEB出願だけでなく、ダウンロードして再印刷したり、焼き増ししたりと何度も利用できます。
リサイズや背景色の変更などもデータがあれば、自分で編集できる場合もあるので、コスパや時間の短縮にも繋がりますよ。
大学入試は写真の準備も抜かりなく!共通テストに使う証明写真も気合を入れて撮ろう
共通テストで必要な証明写真は、さまざまな場面で使えることも併せてご紹介しました。
大学入試は写真を準備するところから始まっているといっても過言ではありません。
共通テストに使う証明写真も、気合を入れて撮影できるPhoto studio ToreTeruなどの撮影スタジオを最大限利用して、納得のいく1枚を準備しましょう。
- 共通テストで必要な証明写真は、一般的な履歴書と同じサイズ
- 試験中の本人確認に使うので、メガネやコンタクトを使用している人は撮影時に注意を
- 写真館での撮影写真しか受け付けない大学もあるので、撮影するなら撮影スタジオがおすすめ
- 各大学への出願にも使用するなら撮影時期や服装に注意を
- 大学入試の出願書類に添付する証明写真を学生証に使う大学が多いので、4年後の自分を想定して撮影しよう