スマホで証明写真に適したサイズが撮れる?アプリを使うメリット・デメリットを紹介
スマホで証明写真に適したサイズが撮れる?アプリを使うメリット・デメリットを紹介
証明写真はスピード写真や写真館での撮影が一般的ですが、近年ではより手軽に撮るためにスマホのアプリを利用する人も増えてきています。
証明写真にはさまざまなサイズがありますが、証明写真アプリはそれらのサイズに対応しているのでしょうか。
今回は証明写真アプリについて、くわしく紹介していきます。
セルフで証明写真を撮るときのポイントも解説しているので、参考にしてみてください。
証明写真に適したサイズはスマホのアプリでも撮れる
アルバイトの面接や転職活動の際に必要になる履歴書をはじめ、運転免許証、パスポートなどには証明写真が必要になります。
プロに頼んだり、スピード写真機で撮影したりするのが一般的かもしれません。
しかし、近年ではスマホのアプリでも証明写真の撮影が可能です。
証明写真アプリとは?
証明写真アプリとは、文字通り履歴書や受験票、運転免許証といった写真が必要な書類に貼付するような写真が撮影できるアプリ。
撮影した写真はコンビニのプリンターなどで印刷でき、アプリによっては自分で美肌に補正したり、背景を変更したりできる機能もあります。
iphoneやAndroidなどのスマホでアプリをダウンロードするだけで、自宅に限らずどこでも気軽に証明写真が撮影できるのが魅力です。
アプリで撮影した証明写真は履歴書などに使える?
いつでもどこでも撮影できる手軽さから、アプリで撮影した証明写真を履歴書などに使えるのか不安になる人も多いかもしれません。
結論から言えば、写真の質に問題がなければスマホのアプリで撮影した証明写真でも差し支えありません。
過度な加工や印刷の解像度が粗いなど明らかな違和感がない限り、履歴書を見る担当者もどうやって写真を撮影しているか判断がつかないでしょう。
ただし、パスポートや運転免許証のように本人確認のために重要となる証明写真には注意が必要です。
パスポートの場合は、目を大きく見せたり美白に見せたりといった加工で本人のイメージを変えることは認められていません。
運転免許証の場合は証明写真の加工・編集自体がNGです。
このように、証明写真の用途によっても適した条件が異なります。
公的な書類に証明写真アプリを使用する場合は特に注意しましょう。
おもな証明写真のサイズ
証明写真は用途によって、写真に求められる条件が変わります。
証明写真のサイズもそのひとつ。
用途に合わせて適したサイズを選択しなければいけません。
証明写真アプリを使用するときには、自分が使いたいサイズの証明写真が撮影できるかチェックしましょう。
パスポートなどに使う45mm×35mm
45mm×35mmサイズの証明写真はパスポートをはじめとして、マイナンバーカードや国外運転免許証申請のために用いられます。
ほかには、中小企業診断士や弁理士、社会保管労務士といった士業をはじめ、電気工事士や気象予報士免許、理容師・美容師国家試験など、専門職にかかわる受験の際に用いられています。
履歴書などに使う40mm×30mm
40mm×30mmサイズの証明写真は、アルバイトやパートといった一般的な履歴書などに用いられます。
就職活動や転職活動の際にも履歴書を使いますが、企業によっては使用する履歴書が指定され、証明写真のサイズも異なるので注意しましょう。
受験時には45mm×35mmの証明写真を使用する電気工事士ですが、免許を交付するときには40mm×30mmサイズの証明写真が必要です。
そのほかには国家公務員採用試験や行政書士受験に使われます。
運転免許証などに使う30mm×24mm
自動車運転免許証に使われる30mm×24mmサイズの証明写真は、実用英語技能検定や通信士免許などにも用いられます。
運転免許証の場合、30mm×24mmのサイズであることも重要ですが、頭上の余白が3mm程度ないものは使用が認められないため注意が必要です。
スマホで証明写真を撮るメリット
証明写真アプリを利用すればいつでもどこでも証明写真が撮影できるうえ、明るさやサイズの調整も簡単にできます。
そのほかにどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここからは、スマホのアプリを利用して証明写真を撮るメリットを紹介していきます。
自宅のプリンターやコンビニで印刷してコストを抑えられる
メリットのひとつめは証明写真機や写真館で撮影するよりもコストがかからないということです。
写真館でプロに撮影してもらう場合、費用に幅はありますが10枚から15枚セットでおよそ2,000円~10,000円ほど。
駅やコンビニに設置されているスピード写真を利用する場合は、6枚セットで700円から1,000円程度が相場です。
一方で、証明写真アプリは無料のものが多いため、かかる料金は印刷代だけの場合がほとんど。
自宅にプリンターがあればインク代や用紙代のみで済み、コンビニでプリントする場合も200円ほどとコストを大幅に抑えられます。
撮り直しやサイズ変更が気軽にできる
写真館やスピード写真で証明写真を撮る場合、撮り直しできる回数や時間に限度があります。
一方で、証明写真アプリを使えば自分が納得するまで撮り直しが可能。
また、スピード写真の場合はプリントアウトするサイズを間違えてしまうと再び撮り直さなくてはいけませんが、アプリであればサイズ変更も気軽にできるのが便利です。
履歴書データへ添付しやすい
最近では、オンラインで履歴書を提出するシーンも増えています。
スマホで写真データのダウンロードができるスピード写真機や写真館もありますが、スマホアプリであればかんたんにデータ化が可能。
証明写真アプリで撮影してデータ保存するだけなので、パソコンで履歴書を作成するのもかんたんです。
スマホで証明写真を撮るデメリット
メリットがたくさんある証明写真アプリですが、スマホで証明写真を撮ることのデメリットもあります。
ここからはスマホで証明写真を撮影するデメリットを紹介します。
メリット・デメリット両方を知って、証明写真アプリの使用を検討してください。
撮影に適した背景を用意するのが難しい
証明写真の場合、人物の後ろになにも映らない無地の白や青い背景が理想です。
自宅に白や青の壁や布があれば背景とすることもできますが、背景に適した撮影スペースがない限り、証明写真向きの背景を用意するのが難しい可能性があります。
アプリによっては背景を自動で変更してくれる機能もあるので、一度精度を確認してみましょう。
サイズ調整に手間がかかる場合も
撮影から印刷まですべて対応してくれる写真館やスピード写真とは違って、スマホで証明写真を撮った場合は自分でプリントアウトまで行わなくてはいけません。
証明写真サイズに調整したり印刷したりといった工程に手間取ってしまう人も少なくないでしょう。
表情が硬くなりやすい
写真館でプロにお願いする場合は、面接官に良い印象を与える表情だけではなく髪型や姿勢まで丁寧にアドバイスをもらえます。
一方で、スマホで自撮りすると、撮影に集中してしまい表情が硬くなりがち。
無表情な証明写真は無愛想できつい印象を与えてしまう可能性があるので、注意が必要です。
また、カメラの位置やライティングも自己流でやらなくてはいけないため、写真のクオリティにも影響してくるでしょう。
スマホで証明写真を撮るときのポイント
スマホで証明写真を撮るときには、背景が見つかりにくかったり表情が硬くなってしまったりといったデメリットがあります。
その点を考慮しながら撮影することで、より証明写真に適した写真になります。
ここからはスマホで証明写真を撮るときのポイントを確認していきましょう。
背景は白か青!なければ背景変更機能を使う
証明写真の背景には柄のない白色か青色が最適です。
自宅の壁が白や青の無地であれば、背景にして撮影するのがおすすめ。
しかし、壁側にものが置かれているなど、背景に十分な撮影スペースを確保できないといった場合もあるでしょう。
シーツなどの大きな布や紙を使って背景をつくることも可能ですが、それも難しい場合は背景変更機能のあるアプリを活用してください。
スマホスタンドを使って位置を固定
普段自撮りするときに、スマホを持った手を伸ばして撮影する人が多いでしょう。
しかし、このような体勢で撮影すると、肩が上がったり服にしわが寄ったりと不自然。
カメラから十分に距離を置いて適した距離感で撮影することも難しいため、撮影するときにはスマホスタンドを使って位置を固定して撮影しましょう。
補正・加工のしすぎに注意
証明写真アプリのなかには写真の明るさやニキビや肌をきれいにする加工だけではなく、顔の大きさや目の大きさまで調整できるものもあります。
そのため、理想を追い求めるあまり、やりすぎて実物と別人のようになってしまうこともあるでしょう。
証明写真は本人確認の際に使われることが多いため、実物とイメージが異なってはいけません。
アプリを使って写真を加工したら、やりすぎになっていないか加工前の写真と見比べて確認しましょう。
証明写真サイズが撮れるアプリは便利!心配な人はプロに頼むのがおすすめ
証明写真アプリは自分で手軽に証明写真が撮影できる便利な機能です。
しかし、履歴書などで使うことの多い証明写真なので、できるだけ良い印象を持ってもらえる写真を撮りたいと考える人も多いでしょう。
普段から自撮りに慣れている人であれば、セルフでも適した証明写真が撮れるかもしれませんが、自信がない人はプロへ任せるのがおすすめです。
自分に合った方法で納得できる証明写真を撮影してください。
- 証明写真アプリはスマホで証明写真を撮影・編集し、自宅のプリンターやコンビニで印刷できるアプリ
- 証明写真アプリを使えばコストを抑えられどこでも撮影できる
- ただし、印刷の手間がかかり自撮りに慣れない人は表情が硬くなるといったデメリットも
- スマホで証明写真を撮るときにはスマホスタンドを活用し、加工しすぎないことがポイント