看護師国家試験の証明写真にルールはある?サイズや背景色などの規定を解説
看護師国家試験を受けるために必要となる証明写真。
撮影を考えているけれど、ルールを詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか?
この記事では、看護師国家試験の証明写真にルールはあるのかや、規定の詳細を紹介します。
看護師国家試験における証明写真の重要性は?
看護師国家試験における証明写真には、2つの重要な役割があります。
1つ目は「本人確認」で主に試験会場での確認、提出前の本人確認時に必要となります。
2つ目は「書類の完全性」。
こちらは申請書の完成に関わるもので、添付されていない、サイズが違う場合は不完全な書類として扱われてしまい、手続きの遅れや不受理を招くことがありますよ。
単なる人物写真と思われがちですが、実は重要度が高いのがこの「証明写真」です。
看護師国家試験用の証明写真はどこで撮る?
看護師国家試験用の証明写真は「コンビニのプリンタと連携したWebサービス・スマホアプリ」「スピード写真機」「写真館・スタジオ」で撮ることができます。
問題なく本人確認ができ、サイズも合っていればどの方法で撮影しても良いですが、少しでも良い写真を使いたい、撮影に不安があるなら写真館やスタジオがおすすめです。
写真館ならプロのカメラマンが丁寧に撮影してくれるので、スピード写真機やスマホアプリよりもハイクオリティな写真が出来上がりますよ。
看護師国家試験用の証明写真のような、スピード写真機が直接対応できない特殊サイズにもスムーズに対応してくれるのもポイント。
サイズを間違えたくない、写りの良さを重視したいなら写真館で撮影してみてはいかがでしょうか?
看護師国家試験用の証明写真のルールは?
重要性や撮影場所・方法の次は、看護師国家試験用の証明写真のルールをチェックしていきましょう。
ルールといってもパスポートや履歴書写真、免許証ほど厳しくないため、個人でも手軽に対策できます。
しかし、守れていないと手続きがスムーズに進まないというトラブルが発生する可能性もあるため、事前にしっかりと把握しておくようにしましょう。
次は、看護師国家試験用の証明写真の基本ルールを紹介します。
サイズは6cm×4cm
看護師国家試験用の証明写真は縦6cm、横4cmの6cm×4cmサイズを使うのが基本です。
この6cm×4cmは特殊サイズで、履歴書や免許証の写真よりも一回りほど大きいサイズになっています。
福祉や美容、建築系などの国家資格を受験するときに使うサイズとも違うため、撮影をする前には設定やサイズをしっかりとチェックしましょう。
また、スピード写真機では1度7cm×5cmサイズで撮影し、縦横を1cmずつカットする必要があるので、スピード写真機を使う予定の人はぜひ覚えておいてくださいね。
背景色は定番カラー
背景色は定番の白を選ぶのがおすすめです。
看護師国家試験用の証明写真の背景色は、無背景と指定されているだけなので基本的に何色でも問題ありません。
しかし、本人確認に使う点を考えると定番かつ、人物が際立って見える白を選んだほうがトラブルなく手続きを進められるでしょう。
クリアな色合いの白が、清潔感のある明るい雰囲気を演出してくれるのもポイントです。
脱帽して正面から撮影した写真
脱帽して正面から撮影したものを使うことも、看護師国家試験用の証明写真のルールの1つです。
これは、申請書に添付する写真は本人確認に使うものであるためで、申請書には顔がハッキリと分かるものを添付する必要があります。
逆に、顔が分かりにくくなる帽子を着けて撮影したり、斜めからのアングルで写ってしまった場合はNGとなるので注意しましょう。
出願前6ヶ月以内に撮影した写真
看護師国家試験用の証明写真は、出願前6ヶ月以内に撮影したものを使うというルールが定められています。
6ヶ月を過ぎたものは本人確認には使いづらいほか、紫外線や湿気による劣化が発生する可能性があるので、基本的に申請書には使えません。
不受理となったり、手続きに支障が出たりするリスクもあったりするため、出願前6ヶ月以内の新しい証明写真を使うようにしましょう。
また、裏面に撮影年月日と氏名を記載するというルールもあるので、これから撮影する人はこちらも忘れないようにしてくださいね。
看護師国家試験用の証明写真をキレイに撮るコツは?
せっかく国家試験用の証明写真を撮るのだから、キレイでモチベーションの向上にもつながる1枚にしたい人も多いでしょう。
しかし、スマホを使った撮影や自撮りとは勝手が違うため、何をすれば良いか、どう写れば良いか迷ってしまうものですよね。
そこで次は、看護師国家試験用の証明写真をキレイに撮るコツを紹介します。
服装
看護師国家試験用の証明写真をキレイに撮りたいなら、服装をしっかりと意識しましょう。
特に規定もないため私服でも良いですが、写りの良さを重視するなら証明写真の定番のスーツスタイルがおすすめです。
濃い色のジャケットと背景が絶妙なコントラストを生み出してくれるので、人物が引き立つ素敵な写真が撮れますよ。
フォーマルで落ち着いた印象なので、チェックする人からも好印象を抱かれやすいのもポイントです。
試験に対するモチベーションにもつながるので、キレイに撮りたい、試験を頑張りたいならぜひジャケットとインナーのスーツスタイルを取り入れてみてくださいね。
髪型・髪色
髪型・髪色も、キレイな看護師国家試験用の証明写真を撮るための重要なポイントの1つです。
髪型は女性ならスッキリとしたまとめ髪スタイル、男性なら適度にセットした清潔感のあるスタイルがおすすめ。
加えて、前髪が目にかからないように分けたり、流したりして撮影すると人物が引き立つ写真が撮れるでしょう。
また、髪色は7番までの落ち着いた色にすると、清潔感のある素敵な写真に仕上がりますよ。
こちらも服装と同じく規定はありませんが、定番を押さえたキレイな証明写真を撮りたいなら、ぜひ意識してみましょう。
メイク
看護師国家試験用の証明写真のメイクは、自身の魅力を引き立てるような、自然なナチュラルメイクがおすすめです。
派手な色を使ったり、ファンデやマスカラが濃すぎると、写真もどこか清潔感の欠けた不真面目な印象のものになってしまいます。
オレンジやコーラル系などの肌馴染みの良い色を使った、自然なナチュラルメイクなら、手軽に清潔感を演出できるので仕上がりも良くなりやすいですよ。
元の顔の印象から大きく離れないので、会場での本人確認がスムーズに進められるのも魅力の1つです。
看護師国家試験手続きで証明写真以外に準備する書類は?
証明写真以外に準備が必要となる書類はこちらです。
- 受験願書
- 返信用封筒
- 縦23.5cm×横12cm
- 表面に、郵便番号、宛先及び宛名を記載
- 529円(定形郵便94円+一般書留435円)の郵便切手を貼り付け
- 書留の表示
- 修業証明書、卒業証明書※
- 准看護師免許証の写し※
- 看護師国家試験受験資格認定書の写し※
※対象者により必要書類が異なるので、詳細は厚生労働省ホームページをご覧ください。
受験願書は文字通り受験に必要な願書で、こちらに必要事項を記入し、受験手数料分の収入印紙を貼り付けます。
返信用封筒は、条件に合ったものを用意し、必要事項の記入と切手の貼り付けを済ませればOK。
「※」が付いた書類は専門学校や大学を卒業した上で受けるのか、准看護師免許を持っているかによって必要なものが変わるため、しっかりと確認した上で用意しましょう。
細かなルールは厚生労働省のHPに記載されているので、これから用意する人はそちらも確認してみてくださいね。
看護師国家試験の証明写真は重要書類の一部!撮影は期限前に余裕をもって
看護師国家試験の証明写真は、手続きのスムーズな進行や書類の受理に関わる重要書類の一部です。
マイナンバーカードや免許証の写真と比べると使う機会は少ないですが、できるだけ納得のいく1枚を使うようにしましょう。
納得のいく1枚を使えば、会場での本人確認も気持ち良く進められるのはもちろん、試験へのモチベーションも高めやすくなるので快適に受験できますよ。
また、期間も6ヶ月以内と定められているほか、準備する書類も多いので、これから証明写真の作成をするなら余裕を持ったスケジュールを立てるようにしてくださいね。
- 看護師国家試験の書類に添付する証明写真は、提出前や試験前の本人確認に使われる重要なもの
- 失敗のリスクを減らしたい、キレイに撮りたいなら写真館・スタジオを利用するのがおすすめ
- 看護師国家試験用の証明写真は、サイズや期限を確認した上で撮影しよう
- キレイな証明写真を撮りたいなら、スーツや白背景といった定番要素を押さえるのがおすすめ
- 看護師国家試験を受験するためには、証明写真以外にも色々な書類が必要となる