写真写りが悪くて顔がパンパン…鏡や自撮りより丸く見える理由は?
誰かに撮ってもらった写真を見たとき「私ってこんな顔?」と驚いたことはありませんか?
ときには鏡を見たときや自撮りをしたときの印象とはずいぶん違って見えることも。
実は、他撮りの写真写りが悪いのには理由があるんです。
今回の記事では、他撮りで顔がパンパンに見える理由とその対策をご紹介します。
写真写りが悪くて顔がパンパンになる理由
写真だと顔が丸く見えたり、パンパンに見えたりするのには理由があります。
その理由は、主に以下の4つに当てはまります。
- レンズの特性によるもの
- 被写体の姿勢によるもの
- 照明の当て方によるもの
- 服装・メイクによるもの
「撮ってもらった写真はいつも顔がパンパン!」
という人はこの機会に原因を探ってみましょう。
レンズを通すと横に広がって見える
レンズを通して撮影した写真は、どうしても横に広がるという特徴があります。
立体的な顔を平面の写真にしているので、四隅に向かって引き伸ばしたようなのっぺりとした印象になるのです。
また、スマホに使われているレンズは「広角レンズ」といって、人の視野よりも広い範囲を写すことができるもの。
レンズから距離が近いものは大きく、遠いものは小さく写すという特性から、肉眼で見るよりも歪みが生じ、顔が広がって見えることがあります。
姿勢が悪く顔が前のめりになっている
写真撮影のとき、姿勢が悪いために顔が前に飛び出していませんか?
これは単純な遠近法の問題で、猫背で前のめりだと顔が大きく見えてしまいます。
カメラはレンズに近いものをより大きく写すので、顔はより大きく体はより小さく写ってバランスが悪いパンパンの顔になってしまいますよ。
顎を軽く引いてレンズから距離を取るだけでも、顔が一回り小さく見えるでしょう。
光の当たり方の問題
写真を撮るときに照明を当てたり、明るいところを探したりするのは当たり前のことです。
しかし、光は顔の凹凸や陰影を飛ばしてしまうので、平面的な顔に見えやすくなります。
明るい照明は顔のくすみやシミを消してくれるので女性にとっては嬉しい味方ですが、同時に顔の立体感が失われているということも覚えておきましょう。
服装やメイクの影響で実際より丸く見える
服装や髪型、メイクによっても顔の印象は大きく変わります。
例えば、タートルネックと広めのVネックだったら、Vネックの方が小顔に見えます。
同じように、髪を耳にかけるのかによっても輪郭の丸みが変わってくるでしょう。
メイクではシェーディングやハイライト、チークの入れ方などの細かいテクニックで顔がシャープになったり丸く見えたりします。
他撮りだと顔がパンパン…これが本当の私?
鏡や自撮りの自分はかわいいのに、他撮りの写真がイマイチだと自信を無くしますよね。
メイクやヘアアレンジがうまくいって自信満々に家を出ても、写真写りが悪いと「私こんな顔でみんなに会ってたの?」とショックを受けるでしょう。
もはや「イケてると思っているのは自分だけで、本当は私ってブサイクな方なのでは…」とこれまでの価値観が揺らぐことさえあります。
しかし、他撮りというのは得てして理想通りにならないものなので安心してください。
モデルやアイドルも写真で見るより実物の方が細くて綺麗なことが多いです。
実際に肉眼で見れば立体的に美しく見えているので、あまり気にしすぎない方がいいでしょう。
写真写りが悪くて顔がパンパンになるのを防ぐ方法
続いて、少しでも写真写りをよくするための方法をご紹介します。
角度や服装、集合写真のポジショニングによって、写真写りが大きく変わります。
また、大切な撮影がある日は顔のむくみを最小限にして、実際の顔のサイズも小さくしていくと効果が2倍になりますよ。
シンデレラ角度で撮る
写真を撮るときのポイントは、顔が小さく見える「シンデレラ角度」で撮ることです。
よく顎を引くと言いますが、顎を後ろに引くことで二重顎になってしまう恐れがあります。
顎下をスッキリ見せるには、おでこを軽く前に出して顔に角度をつけるといいですよ。
フェイスラインがシャープに見えて、写真でも小顔効果があります。
デコルテが見える服を着る
顔がパンパンになるのを防ぐために、デコルテを見せるのも効果的です。
女性の鎖骨やデコルテは、全身を華奢に見せる効果があるのでおすすめ。
首の詰まった服やダボっとしたニットは、肉眼で見ればかわいいですが写真だと脂肪がついているように見えてしまうので要注意です。
小顔に写る場所をキープする
集合写真を撮るときのコツは、小顔に見えるポジション取りをすることです。
広角レンズは端に行けば行くほど顔が伸びるので、できれば中央がいいでしょう。
カメラより少し下の位置で、ちょっとだけ顎を引いて上目使いができればベストです。
手やアイテムを使って顔の一部を隠す
頬や顔まわりに手を添えると、輪郭のコンプレックスを隠すことができます。
顔の余白が減ることで写真でも小顔に見えて、目鼻立ちもはっきりして見えます。
また、コーヒーカップやサングラスで顔の一部を隠すのもテクニックのひとつ。
大ぶりのアクセサリーでも顔を小さく見せることができますよ。
シェーディングとハイライトを活用する
写真でも顔を立体的に見せられるメイク術を研究するのもおすすめ。
特に、シェーディングとハイライトは顔の凹凸をはっきりさせるのに効果的です。
フェイスラインにシェーディングを仕込むことで、ぼやけていた輪郭がはっきりします。
また、鼻筋やTゾーンにハイライトを入れると、鼻が高く見えたり肌にツヤがあるように見えたりして一石二鳥です。
大切な撮影の前日は塩分やお酒を控える
大切な撮影の前日は顔がむくまないように食事に気をつけましょう。
塩分やお酒を摂りすぎると体が水分を溜め込んで、翌日顔がパンパンになってしまいます。
小顔に写りたい日の前日は塩分とアルコールを控えて、当日の朝は早めに起きておくとむくみが取れてスッキリしているはずですよ。
少しの工夫で顔がパンパンに写ることは回避できる!他撮りでも理想の自分の姿を演出しよう
写真で顔がパンパンになるのには、ちゃんとした理由があります。
一方で、写真だからこそ写り方を工夫することで小顔に見せることも可能です。
他撮りでも理想の写りを実現したい方は、洋服や髪型、メイク、角度などを研究してみてください。
また、理想の一枚を撮るためにはあらかじめ友達や家族に何枚も撮ってもらえるようお願いしておくのもいいですね。
自分の納得のいく写りを目指して、色々工夫してみてください。
- 写真で顔が大きく見えるのはレンズの特性による理由から
- 照明や姿勢も顔がパンパンになる原因かも
- 写真は実物より平面的で広がって見えるもの
- メイクや服装を工夫することで小顔に写ることもできる