大学受験の願書・受験票用の証明写真はどこで撮る?おすすめの服装や髪型なども紹介
大学受験には、入学願書や受験票に添付する証明写真が必要です。
証明写真館で撮ってもらったり、証明写真機で撮ったりといくつか方法がありますが、どの撮影方法がいいか悩む方もいるでしょう。
今回は、大学入試を控えた受験生やその親御さんのために、受験用の証明写真を撮る方法と特徴、おすすめの服装や髪型などについて解説していきます。
証明写真で後悔したくない方必見です。
受験用の写真を撮る手段は3パターン
受験用の写真を撮るうえで最初に決めなければいけないことは、撮影方法です。
しかし、証明写真を撮り慣れていない方にとっては、どんな撮影方法があるのか、それぞれどんなメリットがあるのかわからない方も多いでしょう。
まずは、撮影方法とそれぞれの特徴について、丁寧に解説していきます。
プロの手で美しく!証明写真館
証明写真館では、写り具合の補正をはじめ、プロのカメラマンから顔の向きや表情、服装などのアドバイスが受けられることが特徴です。
ほかの撮影方法と比べると料金が少し高い傾向ですが、その分クオリティの高い証明写真を撮ってもらえます。
また、ヘアメイクのサービスを設けているところや、ジャケットのレンタルが可能なところもあり「どんな服装をしたらいいかわからない」「ヘアメイクも一緒にしてほしい」といった方におすすめです。
ほかにも、オンラインでの出願に対応した受験用写真データも併せて注文できる写真館もあり、大学受験に安心して備えられるメリットがあります。
ただし、写真の出来上がりまでに時間を要することが難点。
余裕を持ったスケジュールで行動するといいでしょう。
時短に最適!証明写真機
証明写真機は撮影するためのBOXに入り、自分で機器の操作をして撮影します。
撮影後すぐにプリントアウトされるため、その場で証明写真を手にできることが大きな魅力。
また、駅やスーパーなど身近な場所に設置されていることや、写真機のほとんどが24時間いつでも撮影可能なため、気軽に撮影できます。
料金も1000円前後と安価なため「撮影にお金をかけたくない」「受験票の提出までに時間がない」といった方に役立ちます。
もちろん、撮影後の美肌補正も可能で、スマホにデータをダウンロードできる機器もあり、オンラインでの出願にも困りません。
一方で、証明写真館とは違い客観的なアドバイスがもらえないというデメリットも。
事前準備をしっかりとおこない、納得のいく仕上がりを目指しましょう。
自宅で簡単!スマホアプリ
スマートフォンは年々写真撮影機能が進化しているため、素人でも上手に撮りやすくなっています。
そんなスマートフォンでは、証明写真用を撮影できるアプリも充実。
撮影した写真を、自宅やコンビニでプリントアウトできる手軽さが人気です。
費用はプリント代くらいなので「とにかく安く済ませたい」「家で落ち着いて撮りたい」といった方に便利でしょう。
しかし、証明写真館や証明写真機で撮影したものと比べるとクオリティがダウンしてしまいます。
自宅で撮影するため、背景に家の物や影が写らない場所を確保しなければなりません。
アプリによって背景の変更や、肌の加工ができるものもありますが、スマートフォンで撮影した写真の提出を募集要項で禁止している大学も。
大学受験用の証明写真としての使用は、できるだけ避けたほうが無難です。
受験用の写真でおすすめの服装・髪型・メイク
受験用の証明写真では、明るく清潔感のある印象を与える写真を撮りたいもの。
だからといって、普段の自分より極端に良く見せる必要はありません。
では一体どのような格好がふさわしいのか、服装や髪型、メイクについて確認していきましょう。
派手過ぎず落ち着いた雰囲気の服装
大学によっては願書用に使用する写真を、入学後の学生証として使用することがあります。
そのため、写真は高校の学生服を避け、大学生らしい正装を意識しましょう。
すでに入学式用のスーツを用意している方は、そちらを着ての撮影で問題ありません。
スーツを持っていない方は、白いシャツに黒や紺のジャケットやカーディガンを羽織ると落ち着いた雰囲気が演出できます。
シャツのボタンは上まできちんと留め、男性でネクタイをする場合は曲がらないように注意しましょう。
本人確認しやすい髪型
前髪が目にかかったり長い髪で顔が隠れてしまったりしている写真では、受験当日の本人確認に時間がかかってしまうケースも。
ポイントは、本人確認がしやすい髪型であること。
男性のおすすめの髪型はショートヘアで、刈り上げ過ぎない程度にえりあしや耳周りをさっぱり整えると清潔感を与えられます。
女性の場合は、前髪が目にかかる場合はピンで留めたり、長い髪は顔の輪郭がすっきりと見えるようにアップにしたりするといいでしょう。
メイクはナチュラルに
基本的に、受験用の写真でメイクをする必要はありません。
ただし、顔色を整えたいなどといった理由でメイクをする場合は、ファンデーションを薄く塗る程度のナチュラルメイクであれば問題ないでしょう。
カラーコンタクトやつけまつ毛、派手な色の口紅をつけるといった過剰なメイクは、悪い印象を与えかねないため、しないほうが賢明です。
受験票の写真と入試当日に差が出ないよう意識することが重要なので、盛り過ぎないよう注意しましょう。
受験用の写真を撮る際の注意点
ここからは、写真写り以外の大切な注意点について、説明していきましょう。
写真撮影に関する注意点は以下のとおりです。
- 撮影をする時期は早すぎず遅すぎず
- 写真のサイズやデータ登録が必要か確認しておく
- 服装と被らないシンプルな背景色を選ぶ
それぞれについて詳しく見ていきます。
撮影をする時期は早すぎず遅すぎず
大学受験には、私立や国公立、総合型選抜や学校推薦型選抜、一般入試など入試方式がいくつかあり、それぞれ願書を提出する時期も異なります。
多くの大学で、撮影時期は願書提出の3ヵ月以内であることが共通しています。
特に指定のない大学でも、受験当日と見た目が違うことがないように、3ヵ月以内に撮影した写真を使用することがおすすめです。
写真のサイズやデータ登録が必要か確認しておく
受験用の写真を撮る際、前もって大学の募集要項で写真の規定を確認しておきましょう。
例えば、募集要項には以下のような規定を設けていることがあります。
- 写真のサイズ(一般的なサイズは縦4cm・横3cmが多い)
- 白黒orカラー
- 登録データのファイルサイズの上限
登録データのフォーマット(一般的な拡張子は「.jpg」「.png」など)
最近では、オンラインによる出願を採用している大学が増えています。
オンライン出願の場合、インターネットで画像をアップロードした際にサイズの調整といった編集が可能なことがあります。
しかし、中には縦と横の比率が指定されている大学もあるため、詳細を事前に確認しておくと安心でしょう。
服装と被らないシンプルな背景色を選ぶ
証明写真では、背景の色にも配慮する必要があります。
なぜなら、服装と同系色の背景を選んでしまうと、服装の色が背景になじんでしまい、人物がぼやけてしまう可能性があるからです。
おすすめの背景色は、青やグレー、白といったシンプルで落ち着いた印象を与えやすいカラー。
ただし、大学によって背景色が決められている場合があるため、あらかじめチェックしておきましょう。
受験用の写真撮影に関するQ&A
最後に、受験用の写真撮影に関するQ&Aを紹介します。
撮影の予約を取るタイミングやメガネの着用についてなど、撮影時に抱きやすい疑問を集めました。
入試を控えた時期に余計なストレスをためないためにも、覚えておいてくださいね。
写真館で写真を撮るならいつ予約する?
前述したとおり撮影する時期は、出願前の3ヵ月以内が理想的です。
写真館で希望の撮影日を押さえたい場合は、日にちに余裕を持った行動がカギとなります。
例年写真館では、6月と1月に就活生、11月に七五三や成人式の前撮りなどで混み合うことが多く、予約が取りにくい傾向にあります。
撮影希望日の直前に電話をしても、断られてしまうケースもあり注意が必要です。
出願することがわかった時点でスケジュールを確認し、早めの予約を心がけましょう。
撮影時にメガネはNG?
結論からいうと、撮影時にメガネをかけていても問題はありません。
普段からメガネをかけている場合、証明写真だからといって外すことは無用です。
むしろ受験当日にメガネをかける予定であれば、本人確認をスムーズにおこなうためにも、メガネをかけて写真を撮ったほうがいいでしょう。
ただし、撮影時にライトやフラッシュの光がメガネに反射することで目元がわかりにくくなってしまうことがあります。
写真館を利用すれば、光が反射しないように対策してくれるため安心です。
写真は何枚必要?
受験用の証明写真は、大学によって必要な枚数が異なります。
1願書につき2枚必要な大学もあれば、オンラインの願書でのデータ登録に加えて紙での願書と写真を郵送するところもあります。
写真館での撮影の場合、撮った写真を焼き増ししてくれますが、納品までに時間がかかることも。
いずれにせよ、提出時に慌てないよう、必要な枚数についても必ず確認しておきましょう。
大学受験用の証明写真はプロにお任せ!余裕を持った予約を心がけよう
大学受験用の証明写真の撮影方法は、証明写真館・証明写真機・スマホの3つがあります。
受験当日の本人確認がスムーズにいくよう髪型はすっきりと整え、清潔感のある落ち着いた服を選びましょう。
大学ごとに写真の規定が異なるため、募集要項の確認は必須です。
不安な方は写真館でプロに任せると、不備なく仕上げてくれます。
リラックスして試験に臨むためにも、余裕を持った行動を心がけてくださいね。
- 大学願書・受験票用の写真を撮影する手段は、証明写真館・証明写真機・スマホの3つがある
- 服装はスーツが理想的だが、なければ白のワイシャツにジャケットかカーディガンを羽織る
- 髪型は、男性ならショートカット。女性の場合、前髪が目にかからないようピンで留め、長い髪はアップにする
- 大学の募集要項を事前に確認し、撮影時期やサイズ、枚数など不備のないよう注意する