証明写真は背景の色にもこだわろう!キレイに撮るコツも紹介
免許証や履歴書など、証明写真を撮る機会はさまざまありますが、必要なシーンによって最適な背景の色があることをご存じでしょうか。
また、免許証や社員証、パスポートなどに使われるのに写真映りが良くないと、げんなりしてしまいますよね。
そこで今回は、証明写真の背景色の概要やキレイに撮るコツをご紹介します。
証明写真は背景の色が選べる
スタジオや街角のボックス写真機で証明写真を撮る際、背景の色を自由に選べるのが一般的です。
ホワイトやブルー、グレーなどの基本の色に加え、最近ではブラウンやピンク、オレンジなど、さまざまなバリエーションがあります。
撮影後に画像加工で背景色が変えられる場合もあるので、完成イメージを見ながら選ぶことも可能です。
背景の色は重要?
証明写真の撮影時、自分の写りにばかり集中して、背景の色まで気にしていない方も多いでしょう。
しかし、証明写真の背景の色によって、見る人の印象が異なるほど背景の色は重要です。
就職活動に使用する場合は、企業にどんな印象を与えれば採用されやすいか、企業が求める人物像に近づけるかなどを意識して背景の色にもこだわりましょう。
背景の色にはどんな種類がある?
基本の背景色にはホワイトやブルー、グレーなどがあります。
ホワイトは明るくフレッシュな印象をもたらしてくれるので、就職活動にもうってつけです。
薄い水色に近いブルーは清潔感を、グレーは落ち着きのある印象を与えてくれます。
さらに最近ではさまざまな明るいカラーも増え、グラデーションや背景の模様も増えてきました。
使用シーンごとの背景の色やサイズと撮影ポイント
背景の色のバリエーションは豊富ですが、好きな色や模様で撮れば良いというわけではありません。
用途によっては背景の色やサイズが決められているため、注意が必要です。
ここでは、使用する用途ごとの背景の色やサイズをご紹介します。
また、撮影する際のポイントも解説しているので、参考にしてみてください。
免許証
免許証の写真は、免許センターで撮影することもできるため、わざわざ自分で用意する必要はありません。
しかし、免許センターでの撮影では、表情や写りを自分でチェックせず、撮り直しができないこともあり、満足できない方も多いようです。
そのため、自分で証明写真を用意する方もいます。
免許証の証明写真のサイズは縦3×横2.4cmです。
ただし、免許証の背景の色は、各都道府県により規定が異なるため、注意が必要です。
パスポートやビザ
パスポートやビザに使う証明写真は背景の規定も細かいので、必ずチェックしてから撮影しましょう。
また、パスポートのサイズは縦4.5×横3.5cmですが、ビザは国によってサイズが異なります。
中国は縦4.8×横3.3cmの長方形、アメリカは縦5.1×横5.1cmの正方形など大きさや形も異なるため、事前に確認しましょう。
背景は濃い色や凹凸のある壁紙、模様などはNGです。
また、頭や髪の毛、服装と背景の境界がわかりにくいのも不適切とされるため、服装にも気をつける必要があります。
たとえば、背景との境界が不明瞭になる恐れがあるため、青や黒の服装を着ているときには、ブルーやグレーなどの背景を選ばないようにするのが無難です。
就職活動などの履歴書
前述したとおり、就職活動や転職活動では企業にどんなイメージを与えたいかを考慮して、背景の色を選びましょう。
忘れてはならないのは、就職活動においての証明写真は、面接時などの本人確認のために必要なものであり、個性を主張する必要はないという点です。
明るい印象を与えるのは大切ですが、だからといって背景を派手なピンクや黄色にするのはナンセンスといえるでしょう。
TPOをわきまえて、就活では基本となる白・ブルー・グレーから選ぶのが無難です。
マイナンバーカード
マイナンバーカードはオンライン申請にも対応しているため、スマートフォンで撮影することもできます。
しかし、無背景で顔の位置や傾き、影の有無など細かい規定があるため、自分で撮影するのは難しいでしょう。
証明写真のサイズは縦4.5×横3.5cmで、白黒写真でも問題ありません。
背景は無地で、色に指定はありませんが、なるべく顔や服装と同系色は避けましょう。
※都道府県や提出先によってルールが異なります。撮影前に事前確認することをおすすめします。
証明写真をキレイに撮るコツ
免許証やパスポート、マイナンバーカードなど長く使う証明写真は、できることならキレイに撮れた写真を使いたいですよね。
履歴書に使う証明写真なら、企業に与えるイメージも異なるため、非常に重要です。
ここでは、撮り直せる回数に制限のある証明写真で、なるべくキレイに撮影するためのコツや注意点を伝授します。
姿勢や表情、髪型や服装など手軽に取り入れられるポイントばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
姿勢に気をつける
胸、もしくは首から上しか写っていないとはいえ、証明写真を撮る際の姿勢はとても大切です。
首が前に出てしまったり、猫背になっていたりすると、卑屈なイメージに仕上がりイメージダウンしてしまうことも考えられます。
証明写真の撮影時は、身体を横から見たときに肩と耳の位置が直線になっているよう、背筋をピンと伸ばしてください。
自然に胸を張って、アゴは軽く引きましょう。
張り切りすぎても固い印象を与えてしまうので、自分で鏡や撮影画面をチェックしながらちょうど良い姿勢を見つけてください。
自然な微笑みを心掛ける
証明写真では、歯が見えない程度の微笑みが基本とされています。
しかし、いざ撮影時に笑おうと思っても上手く笑えない方も多いでしょう。
コツは、口角をあげるように表情を作って、自然な微笑みを意識することです。
ただし、就職活動で職業によっては、歯を出した笑顔を求められることもあるので、事前に確認しましょう。
また、鮮明な写真が撮れる証明写真では、眼鏡のレンズ汚れなどもはっきり写ってしまいます。
眼鏡をかけている方は、撮影前にレンズをキレイにしておきましょう。
ヘアスタイルを整える
ヘアスタイルはその人の印象を大きく左右します。
証明写真を撮る際は、カラーの期間が空きすぎて根元がムラになっていないか、乱れや毛先の傷みが目立たないかもチェックしましょう。
一般的に証明写真では顔に髪がかかっていると不適切とされ、使用できないケースも考えられます。
前髪が長い場合は、目や眉などにかからないよう、耳にかけたりピンなどで留めたりしてから撮影しましょう。
適した服装をする
履歴書や求人サイトなどで使用する証明写真を撮影する場合は、服装にも注意が必要です。
白いブラウスやワイシャツに、黒か濃紺、グレーのスーツを着用しましょう。
また、男性の場合は必ずネクタイをし、ジャケットを羽織って撮影に挑んでください。
そして、履歴書に限らず証明写真では服装のサイズ感にも気をつける必要があります。
首回りや肩回りがゆるいと、だらしない印象を与えてしまうため、ジャストサイズの服を選んでください。
清潔感のあるメイクをする
撮影時にマスカラやアイライナーが濃すぎると、清潔感やマナーがないようなイメージに仕上がってしまうことも考えられます。
派手になりすぎないよう、ナチュラルメイクを意識してください。
ポイントはベースメイクを丁寧にし、透明感のある肌に顔色を良く見せるためのチークを入れること。
最後に、発色の少ないマットなリップで顔全体の印象を良くしましょう。
大切な証明写真は背景の色にこだわるべし!ポイントを押さえてキレイに仕上げよう
証明写真の背景の色は、用途によって異なるだけでなく、見た人への印象も変えられます。
この記事でご紹介したキレイに撮るコツも取り入れ、背景の色も意識してみてください。
証明写真には、スピード証明写真や加工できるアプリなど、さまざまな撮影サービスがあります。
しかし、大切な一枚を撮りたい場合はきちんとしたスタジオでプロに撮影してもらうのがおすすめです。
スタジオ撮影を予約する際は、事前に目的に合わせた証明写真が撮れるか確認しておきましょう。
キレイに撮れるコツを押さえて、自分が納得できる一枚に仕上げましょう。
- 用途によって証明写真の背景の色は指定されている場合がある
- 証明写真の撮影時は印象を良くするために姿勢や表情、ヘアスタイルに気をつける
- 服装やメイクは派手になりすぎないよう、背景と同系色にならないよう注意する