証明写真で髪を結ばないのはNG?注意点やおすすめのヘアスタイルを紹介
一般的に証明写真では、髪を結んだスタイルを選ぶ方が多いですが、あえて髪を下ろしたスタイルにしたい、という方もいることでしょう。
そこで今回は証明写真で髪を結ばないのはNGなのか、詳しく解説します。
撮影時の髪型に関する注意ポイントや、おすすめのヘアスタイルもご紹介しています。
ダウンスタイルで写真を撮りたいという方は、ぜひご一読ください。
証明写真で髪を結ばないのはNG?
証明写真は厳密にいうと髪型の決まりはありません。
したがって、髪を結ばないヘアスタイルもOKです。
ただし、就職や転職活動などの書類選考では、あなたの印象が証明写真で決まってしまいます。
どんなヘアスタイルでも、明るさ、清潔感、利発さや優しい印象が出るよう心がけておきましょう。
明るい印象を与えるためには、顔の露出度を高くすることが肝心です。
顔だけでなく耳も出し、顔まわりをすっきりとさせましょう。
耳横や襟足からの後れ毛は、だらしない印象を与えがち。
後れ毛が出るときは、見えない場所はピンで、見える場所はワックスやスプレーなどで整えておきましょう。
また、きっちりと髪を結べば利発さを、下ろした髪型は優しい印象を与えやすいです。
髪を下ろすときは耳を出した状態にし、横に髪が広がらないよう気を付けてください。
髪は後ろに流し、ジャケットやシャツの襟がしっかりと見えるようにするとよいでしょう。
証明写真は就活やバイトの面接で活用するケースが多いですが、髪型に関していうと、面接時と証明写真の撮影時で注意すべきポイントが異なります。
就活時は動いても崩れないスタイルが基本なため、どのような角度から見ても、バランスがよく、まとまった髪型であることが大切です。
一方、証明写真は真正面から見た髪型が綺麗であれば問題ありません。
写真を撮る際に、鏡の前で真正面の姿を確認することをおすすめします。
証明写真用ヘアスタイルのチェックポイント
- 正面から見て、髪のハネや後れ毛がなく、綺麗にまとまっているか
- 前髪が目や眉にかかりすぎていないか
- 左右の見え方が異なっていないか
- 輪郭に髪がかからず、すっきりとしているか
- 髪のパサつきがなく艶感が出ているか
上記チェックポイントを参考に、明るさや清潔感などが印象付けられる証明写真を目指しましょう。
証明写真で髪を下ろしても重たい印象を与えない方法は?
証明写真を下ろしヘアで撮りたいという方には「ハーフアップ」がおすすめです。
顔まわりがスッキリして明るさや清潔感が出るだけでなく、下ろした後ろの髪が優しく、柔らかな印象を与えてくれます。
ひとつ結びのスタイルの中では、無難かつ定番ともいえるヘアアレンジのため、多くの業界で受け入れられやすいところも嬉しいポイントです。
さらにハーフアップはサイドの髪の毛を後ろでまとめたときに、パラパラと落ちてこない長さなら簡単に仕上げられます。
ロングヘアの方におすすめの髪型といえるでしょう。
【証明写真におすすめの髪形】ハーフアップの作り方!
利発さだけでなく、清楚、おしとやか、上品な印象を与えてくれるハーフアップを目指すためには、ヘアアレンジのやり方を押さえておく必要があります。
では、どのような方法が適しているのか、チェックしていきましょう。
【手順1】パサつきをなくすためにスタイリング剤を使う
まずは、パサつきをなくすためにワックスなどのスタイリング剤を髪全体に馴染ませます。
スタイリング剤を使用することで、髪をまとめやすく、さらにキープが簡単に。
広がりを抑える効果も期待できるので、スタリング材は必ず使用しましょう。
【手順2】耳の上から後頭部かけて髪を上下に分け、ブラシでとかす
スタイリング剤が馴染んだら、髪を耳より少し上のラインから後頭部にかけて上下に分けます。
上部分の結ぶ髪を手のひらで包むように持ちながら、ブラシでとかしていきましょう。
こめかみや前髪後ろから、結び目になる部分まで、アップする髪全体をとかすイメージです。
右サイドから頭頂部、左サイドまで、順番に髪の表面を整えていきます。
【手順3】髪を上下に分けた上部分の髪を結ぶ
アップする髪をとかし終えたら、まとめた髪をゴムで結んでいきます。
たるみを防げるよう、髪の束を後ろに引っ張りながら結ぶのがポイントです。
結んだのちに、サイドから後れ毛が出るようなら、スタイリング剤で整える、もしくはピンなどで押さえていきましょう。
【手順4】髪を上下に分けた下部分の髪をヘアアイロンでストレートにする
下部分の髪にクセがある場合は、ストレートアイロンをあててまっすぐにしておきましょう。
基本的には下の髪は背中側に流すため、あまり見えないと思うかもしれませんが、パサつきや広がりは分かってしまうものです。
艶感を出すためにもストレートアイロンをあてて、できるだけ綺麗に見えるようセットしておくと安心です。
証明写真で髪を結ばないときの注意ポイント!
髪の毛を下ろしたヘアスタイルは、知らず識らずのうちに重たい印象を与えてしまう可能性があります。
結ばずに証明写真を撮ると決めた場合は、これからご紹介するポイントを押さえて、撮影するようにしましょう。
眉や目ははっきりと見えるように
明るい印象を与えるためにも、眉や目を出し顔全体がはっきりと見えるようにします。
顔が出ていても重めの前髪は暗い印象を与えやすいので要注意。
毛量を調整する、あえてオールバックにて活発そうな印象を与えるのもよいでしょう。
長い前髪なら斜めに流し、大人っぽい雰囲気を出すのもおすすめ。
志望する業種や業界に合わせて、自分をどのように見せたいか決めておくとセットしやすくなるでしょう。
耳は出す
下ろしヘアでついやってしまいがちなのが、小顔に見せようと輪郭を隠す行為です。
顔まわりに髪があると、暗い印象を与えてしまいます。
証明写真では、意識的に耳まで出すことを心がけておきましょう。
クセを抑えた艶髪がベスト
クセが強く毛がうねったり、髪が広がったりすることなく、艶感のある髪がベストです。
長い髪も後ろに流せばあまり見えないと思うかもしれませんが、写真になると意外と髪の毛の質感やハネが目立ってしまいます。
スタリング材やストレートアイロンを使って、クセがなく艶のある髪の毛を目指しましょう。
証明写真の基本マナーとは?
いくら髪型に気を付けて印象よく撮影しても、証明写真の基本的なルールを守らなければ、不採用になる可能性もあります。
ここからは、証明写真の基本マナーを解説するので、思わぬ見落としがないか確認していきましょう。
証明写真のサイズは縦40mm×横30mm
企業側から指定がある場合は別ですが、証明写真の基本サイズは縦40mm×横30mmです。
スピード写真機で撮影するときは、間違えてほかのサイズを選ばないよう注意しましょう。
写真の貼り付け欄に合わせてカットをするときは、できるだけ丁寧に行うのが鉄則です。
はさみよりもカッターのほうが綺麗に切れるため、カッターと定規を使ってまっすぐにカットしましょう。
3ヶ月以内に撮影したものを使用
面接官は履歴書にある写真と、面接に来た本人が同一人物かを確認するため、証明写真は3カ月以内に撮影したものが有効とされています。
3カ月以内であっても、体型や髪型が大きく異なる場合は、取り直しをすると安心でしょう。
多少古くても大丈夫だろうと手を抜いた場合、面接官は人事のプロであるため、ちょっとした違和感に気づくことがあります。
古い写真を使っていると、手抜きを見透かされて志望度が低いと判断されることもあるので、注意しましょう。
背景はホワイト、ブルー、グレーの3色
証明写真の背景は、ホワイト、ブルー、グレーの3色がふさわしいといわれています。
この3色なら、どんな企業先でも使用して間違いありません。
稀に、ピンクやイエローなどの背景を選べますが、証明写真には不向きです。
人物よりも背景が目立ってしまう背景は避けましょう。
裏面には名前を記入する
しっかりと貼り付けた証明写真も、何らかの刺激で剥がれてしまうケースがあります。
そんなときに誰の写真か分からなくならないよう、証明写真の裏側には名前を書いておきましょう。
書き方にルールはありませんが、学生なら、上から大学名、学部、氏名の順番で書くのがおすすめです。
写真は使い回さない
証明写真がもったいないと、一度貼り付けた写真を使いまわすのはNGです。
どんなに綺麗に剥がせたと思っても、細かな折り目や傷が入っていたり、裏面に前の紙が残っていたりするもの。
毎日多くの履歴書を見ている採用担当者は、使いまわした写真であることを見抜く可能性が高いため、証明写真の再利用はやめましょう。
証明写真で髪を結ばないのはNGじゃない!ただし結ぶほうが印象が良くなるかも
写り方でイメージが変わる証明写真は、どれだけ好印象を与えられるかが大切です。
証明写真で髪を結ばないのはNGではありませんが、暗い印象になってしまう、髪のクセが強い、という方は結ぶスタイルの方が適している可能性があります。
髪を下ろすヘアアレンジならハーフアップがおすすめなので、ぜひ参考にしてください。
- 証明写真は髪を下ろしたヘアアレンジもOK
- 明るさや清潔感、利発さ、優しい印象付けができる髪型を目指す
- 証明写真で髪を下ろすならハーフアップがおすすめ
- 証明写真の基本ルールを押さえておくことも大切